「おかげさまで」

漢字では「お陰様で」と書きますが、これは、神仏からの加護の意味がある「御蔭（おかげ）」が語源とされています。

「蔭・陰」とは、神仏などの偉大な存在を示しており

「神仏の陰の下で庇護を受ける」ことに、敬称（様）をつけて「おかげさま」となったようです。

現在ではお世話になった人への感謝の言葉として「お陰様で」と、使われるようになりました。

人と動物の声を掬い上げるスピリチュアル・カウンセラー
（スピリチュアル・カウンセラー／ヒーラー／アニマルコミュニケーター／ホリスッティクケア・カウンセラー／AEAJ認定アロマハンドセラピスト＆アロマテラピーアドバイザー／四国八十八ヶ所霊場会etc...公認先達）

平山永修です

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普段、日常で「ありがとう」という言葉をどれほど口にする機会があるでしょうか？

ありがとう

とても、ステキな言葉だと思います。

もし、あなたが何かの行いをして、相手から「ありがとう」と言われたら、どうでしょう。

嬉しかったり、気持ちよかったりしませんか？

ありがとう

そう言われて嫌な気持ちになる人はいないと思います。

時に、清々しい気持ちにすらなります。

そんな「実感力を持っている言葉」が「ありがとう」ですね。

「有り難う」とは、有ることが難しいことですから、めったにないという意味から生まれた言葉です。

「お陰様で」の言葉もそうですが、そこには「感謝の気持ち」がこもっている、優しい言葉です。

私たちが過ごす日常では、忙しさや人間関係から起こる諸問題で

イライラすることやしんどいことが多いかもしれません。

なかなか、ありがとう、という言葉を口にすることがないかもしれません。

接客業などに従事されている方は、日常的に使用する言葉かもしれませんが・・・

仕事以外でこの言葉を使う頻度はどうですか？

そんな当たり前のような事を、今一度、振り返ってみるのも大切なことだと思います。

コミュニケーションがお互いの絆を深めます。

私たちは心の中で何かをやりたいと思っていても、それをいざ、行動に移すというのは難しい時がありますね。

大切な人に何かをしてあげたいけれど、できない。

もっと自分らしく生きたいけれど、なかなか勇気が出ない。

けれど

言葉一つ。

その言葉一つを大切にしてみませんか？

大切にしたい人の存在や

パートナーや友人、家族がしてくれたことに感謝することからはじめてみてはどうでしょうか？

当たり前のように感じていることを見直してみませんか？

ご飯を作ってくれる

掃除をしてくれる

家族のために働いてくれる

いつも愚痴を聞いてくれる

辛い時に笑わせてくれる

すべては、当たり前のようで、当たり前ではないことです。

もっと料理がうまければいいのに・・・

もっときれいに片づけてくれれば・・・

もっと稼いでくれたらいいのに・・・

もっと気が利けばいいのに・・・

もっと楽しませてくれたら・・・

つい、そう考えがちですが

当たり前のように「そうしてくれていること」に感謝の気持ちを忘れていないでしょうか？

失って気付いたり、離れて気づくことも多いものですが

そうなる前に出来ることがあります。

感謝の気持ちをスタートに、何かを始めてみるのはどうでしょうか？

ありがとうの気持ちがあれば、言葉にしてみる。

普段して来なかったことをしてみる。

私は今、自分の好きなことをさせて貰っています。

行きたいところに行き、学びたいことにチャレンジし、お仕事をすることができます。

とてもありがたいことです。

家族やパートナー、皆様のお陰様なのです。

あなたの中に、誰かに対する感謝の気持ちがあり

自分は恵まれているのかもしれないと気づけたなら

ありがたいな

お陰様なのだな

そんな事に気づけるはずです。

恵まれていることに気づけない人も多いのですが

恵まれている＝お金がある、ではありませんよね。

精神的な面であなたが気づけるかどうか？です。

「ありがとう」という感謝の心は、私たちが何かの行動を起こす大きな動機にもなります。

その心が自分にそなわってさえいれば、人にも優しくできたり、人を大切に出来るものです。

こんなに頑張っているのだから、という心の奥底には

感謝されたい、という思いが潜んでいます。

感謝されない人生は辛いものです。

しかし、なぜ感謝されないのか考えたことはありますか？

与え方が間違っていないか？

押しつけがましくないか？

あなたのためといいながら、それは自分のためではないか？

そんなところを見直すきっかけにもなると思います。

何かをしてもらっても

「してもらったことに対する感謝」より

自分の知らない間に勝手にされという思いが先に立ってしまい

「ありがとう」より文句のほうが先に出てしまう人が居ます。

「別に誰も頼んでない」と言う人が居ます。

ならば、自分の事は自分ですればいいのです。

誰かにしてもらわないで、自分ですればいいのです。

素直に「ありがとう」と言える人は素敵なものです。

また、ありがとう、の言葉の代わりに

｢すみません｣

と言う人も多いですね。

すみません、と、つい口をついてしまうようなら、意識してみませんか？

すみません、ではなく

「ありがとう」と。

私たちは、家族、周囲の友人・知人、見知らぬ人々

もっと言えば、目に見えない様々なものから、有り難い「おかげ」をたくさんいただいて生きています。

家庭・学校・職場

どこであっても同じなのですが、私たちは人と人との支え合いによって生きているのです。

私たちがそこで、人とどう関わるか？

ではないでしょうか。

私たちは「生きている」のではありません。

「生かされている」のです。

私たちは、多くの人たちの支えと、自然の恵みによって生かされています。

お互い様であり、持ちつ持たれつで、生きて行けるもの。

「お陰様」ですよね。

そんなお陰様の心を表す言葉

「ありがとう」

あなたの心の中にある「ありがとう」「おかげさま」という気持ち。

なかなか表現する機会がないかもしれませんが、この気持ちを

言葉で・行動で表してみませんか？

家族や身近な人に言うのは恥ずかしいと言う人も多いのですが

ほんの少し、意識してみるだけであなたの世界は徐々に

少しずつ、けれど確実に変わります。

バスの運転手さんに対して、自分がバスを下車する時に

コンビニで店員さんに対して、買い物の精算が終わった時に

「ありがとう」

「ありがとうございます」

そんな日常の場面から、はじめてみても良いのではないでしょうか。

言葉一つが、ささやかな行動一つが

あなたの日常を必ず豊かにしてくれると思います。

Kiranah

平山永修

2023.09

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